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海外旅行でノンストレスな英語力を習得するために、"英語上達完全マップ"を利用してみた

Hatena

Sunrise over Atlantic Ocean


「英語上達完全マップ」ってなに?

「英語上達完全マップ」とは、日本の英語学習者から非常に高い評判を得ている英語学習方法を示したウェブサイトです。


英語上達完全マップ英語上達完全マップ


しかし、これは完成目標を「母国語と同じレベル」に置いているため、ぼくの目標とは齟齬があります。

そのため、「海外旅行でノンストレスな英語力」を目標として、"いい感じに"修正して実践します。

まずは、「英語上達完全マップ」の習得メカニズムから確認しましょう。

英語を理想化せず、攻略対象として見よ!

まず、英語習得に成功する人たちは、英語をいたずらに幻想のプリズム越しに見るのではなく、攻略すべきターゲットとして、冷静に、現実的に見据えます。

要は、「英語の習得」も「資格試験の合格」と同じであると心得よ、とのこと。

具体的に言い換えれば、

  1. 「英語の習得」に"必要な能力"を確認する。
  2. 「必要な能力」を得るための"最適なトレーニング"を確認する。
  3. 「最適なトレーニング」を継続する。


3つのステップを行うことで、確実に英語は話せるようになるんだ!いうことです。

必要なのは「知識」と「回路」

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一定の年齢になってから、学習と訓練により英語を身につける場合、英語を自由に使用するための基盤となる力があり、私はこれを「基底能力」と呼んでいます。この基底能力は文法・構文や語彙の「知識」とその知識を円滑に活動させるための「回路」の2つの側面があります。


英語の習得に必要な能力は、たったの2つです。それが、「知識」と「回路」

「知識」とは、"文法・構文・語彙"の3つからなる"理解・暗記"トレーニングによって習得される能力です。

「回路」とは、「知識」を駆使するための能力です。具体的にいえば、「あなたのお子さんなら、公園で座ってたよ。」を英語として瞬時に処理するものです

どちらが重要ということはありませんが、一般に考える「英語の勉強」は「知識」の習得に偏りがちです。

しかし、それだけでは「あなたのお子さんなら、公園で座ってたよ。」を英語化するときに、個々の知識をパズルのように組み立てる時間が必要になります。

それを最短化するために、脳に「英語の回路」を敷設します。

英語学習とは、「知識」の習得→「回路」の敷設の鬼ごっこである

実用のための英語の効率的学習とは1で知識の枠をどんどん広げつつ2のステップで速やかに回路化していくという鬼ごっこのような作業です。


たとえば、中1レベルの「知識」を習得したら、中1レベルの「回路」を脳に敷設します。

つづいて、中2レベルの「知識」を習得して、中2レベルの「回路」を脳に敷設します。

これによって、中2レベルの英語をスラスラと話し聞きできるようになり、「中2レベルの英語を習得した」ことになります。


以上のように、「知識」の習得→「回路」の敷設というトレーニングを継続することが、「英語上達完全マップ」の神髄です

ぼくの現在地(参考)

皆さまには参考程度ですが、ぼくの英語遍歴はこんな感じです。

英語だいっきらいだった、偏差値40の中学時代
とにかく知識固めで手にした、偏差値70の大学受験時代
要領だけで手にした、TOEICスコア865の大学時代


典型的な「知識偏重タイプ」でした。

「でした。」というのは、すでに知識さえも忘れているからです。

単語帳なんかを眺めるなかで、思い出すなーという感覚はあるものの、ほとんどゼロからのスタートと考えます


そんなぼくが最短ルートで海外旅行でノンストレスな英語力を習得する

目標は「海外旅行でノンストレスな英語力を習得すること」

つまり、現地の店員と軽い雑談をしながら買い物をしたり、ほかの旅行者と「どこ行ってきたんですかー?」程度の話をする。

そんな程度の英語力です。

具体的にいえば、「中学校1~3年生の英語」です。

ダラダラやっても3か月以内に習得する

海外旅行を楽しくするスパイスとしての英語力。

それに多くの時間を割くわけにはいきません。

1日の勉強時間は平日1時間以内

それを3か月継続することで達成できるようなプログラムを組みました。

事前に用意するもの

細かいことは、この後のプログラムのなかで説明します。

まず用意するものは、以下のとおりです。


一億人の英文法――すべての日本人に贈る「話すための英文法」

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

フォニックス<発音>トレーニングBOOK

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK


ステップ1:はじめの10日間

"一億人の英文法"で「文法」と「構文」を固める

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

感覚的に理解できて、なおかつ本質的な説明がされている文法書です。

つまり、最高の文法書です。

文法書というと"フォレスト"のような知識をただ羅列するものを想像しますが、

非常にブロークンな言葉で書かれており、読書感覚ですらすら読み進められます。

パラパラと2周する

すべてを"覚える"意識を持つ必要はありません。

1周目は、「こんなのあったねえ」と"思い出す"程度の感覚で、パラパラと読み進めてください。

2周目は、「この辺は大事そうだな」という"コア部分"だけ覚えてください。細かい単語の意味やイレギュラーケースまで覚える必要は皆無です。

大体2周して、10時間ほどです。


ステップ2:次の30日間

"フォニックス<発音>トレーニングBOOK"と"究極の英単語"で「語彙」を固める

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

「語彙」を固めるための補助の本です。

「語彙」を覚えるとは、"スペル"・"発音"・"イメージ(日本語)"の3つの関連性を暗記することです。

このうち、"スペル"と"発音"の関係性を暗記するのは意外とやっかい。

この本は、「外国の子どもが手軽に発音のコツをおさえる」ためのトレーニングです。

ここで「発音のコツ」をおさえておけば、単語を覚えるときに発音を覚える必要がなくなります。

チャチャチャっと3周する

CDに合わせて発音するだけなので、何かの片手間にもできます。

3周しても、3時間ほどです。

とくに3周目はすべてを行う必要はなく、あまり口や耳に馴染んでないなというところだけを行うだけでよいです。



究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

中学1~3年生レベルの単語がちょうど収められている単語帳です。

"I"なんていう超基礎単語もふくめて、3000語。
ゼロからのスタートにはちょうどよいです。

また、出版のアルクは比較的新しい英語学習系出版社です。
なので、「堅苦しい本」というよりも、「くだけた見やすい本」に仕上がっています。

「英語→日本語」だけ覚えればよい

単語の勉強となると、「英語→日本語」と「日本語→英語」の2つの勉強方法があります。

今回は、「英語→日本語」だけで十分。

簡単な単語だけなので、根詰めずに気楽にやりましょう。

効率的に暗記するために、きっちり4周する

ほかのトレーニングと違って、非常に「暗記」要素が強いトレーニングです。

なので、無駄のないトレーニングを意識します。

  • 1周目を終えたら、1時間以内に2周目をします。
  • 2周目を終えたら、24時間以内に3周目をします。
  • 3周目を終えたら、1か月以内に4周目をします。


この周回法を実践するには、ブロック分けすることをおすすめします

100単語で1ブロックといったように単語数でブロック分けする方法と、

10分で1ブロックといったように時間でブロック分けする方法が考えられます。

ぼくは後者でやります。

大体25時間ほどで終わります。



ステップ3:もう一歩の30日間

"英語上達完全マップ専用教材"で「回路」を敷設する

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

「回路」の敷設に必要なトレーニングは、「わかること」をとにかく繰り返して英語化することです。

繰り返すことで、最初は10秒かかったものが、5秒になり、1秒になり...

これが、「回路」が敷設されたということです。

本書も、「音読」という視点から、いままでに学んだ中学生の知識で「わかること」を繰り返して英語化するものです。

細かいトレーニング方法は、本に書いてある内容を守れ!

トレーニング方法は、本書に細かーく書いてあります。

これを守りましょう。

とにかく繰り返すことです。

繰り返すことは苦痛なので、回数を妥協してしまいがちですが、強い意志で本書の言いつけを守ります。

15時間ほどで終えられるでしょう。



どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

上記と同じことを、「英作文」という視点から行うものです。

これも、言いつけをしっかり守ります

同様に15時間ほどで終えられるでしょう。

ステップ4:最後の20日間

"海外旅行ひとこと英会話"で、海外旅行に特化した「知識」と「回路」を得る

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

最後の20日間は特化型トレーニングです。

本書は、海外旅行でよく使われるフレーズが網羅されているとともに、

相手の話す英語がCDに入っているので、実際の旅行とリハーサルにもなります。

"音読パッケージ"に準じたトレーニングを!

"音読パッケージ"ほど繰り返す必要はありません。

しかし、数を10回ほどに落として、"音読パッケージ"に準じたトレーニングを行います。


おわりに(追記予定)

いつも海外旅行に行くと、「人と話すこと」がなんとなーくストレスになっていました。

去年はハワイに行きましたが、一番のストレスは"食べ物の量が多いこと"。

残すのが嫌だったので、本当につらかったです。

次にストレスだったのが、"これどれくらいの量?ふたりでひとつでちょうどいいかな?と言えなかったこと"。

今年こそは、ノンストレスな海外旅行を楽しむために、着実に英語力を身に着けていきます。


以上、「海外旅行でノンストレスな英語力を習得するために、"英語上達完全マップ"を利用してみた」でした。